14日に沖縄本島地方に降った豪雨や落雷の影響で、那覇空港を発着する便に遅延や欠航が生じた。那覇空港事務所によると、同日午後3時半現在で遅延は91便(到着26便、出発65便)、欠航は13便(到着7便、出発6便)。最大で2時間超の遅れがあり、搭乗待ちの客で空港は一時混雑した。

 那覇空港事務所によると、相次いだ落雷の影響でハンドリング業務を担う職員らが午前9時20分ごろから1時間ほど屋内避難した。そのため着陸機が駐機場に入れず、1時間以上誘導路で待機する便もあった。離陸にも遅れが出たほか、悪天候のため上空で着陸待機する便もあった。

 雷雨の影響で搭乗予定便が欠航となった千葉県の公務員(47)は別の便のチケットを取得しようと「急いでチケット売り場に駆けつけた」と額に汗をにじませていた。

 関東地方から訪れていた営業職の男性(39)は「海に行きたかったけど、結局行けなかった」と連日の雨を恨んだ。