写真撮影を楽しむ家族連れ=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 佐賀市の佐賀城本丸歴史館で4日、江戸時代の服装を体験する着付けイベントがあり、約50人が参加した。子どもたちは普段着ることのない衣装を楽しみ、笑顔を見せていた。

 ゴールデンウイーク期間中とあって多くの子ども連れが参加した。体験では、甲冑(かっちゅう)、打ち掛け、裃(かみしも)の3種類の衣装から好きなものを選んで着ることができる。選んだ衣装に身を包んだ子どもたちは、照れくさそうにポーズを取って家族らの写真撮影に応じていた。

 鳥栖市から参加した森山こはるさん(8)は「武将が好きで、甲冑を着るのに憧れていた」と目を輝かせた。母親や親戚と訪れた佐賀市の土井慶那さん(7)は「(打ち掛けを着て)座るのが難しかった。家族写真も撮れてうれしい」とほほえんだ。

 大型連休に合わせて昔風の写真撮影や着付け体験を企画した。5、6日はこいのぼりのガーランド(飾り)をつくるワークショップ(先着順、各回200名)を実施する。

 開催中の特別展「江藤新平〜日本の礎を築いた若き稀才の真に迫る」の関連で謎解きイベントも開かれている。(中島野愛)