倒れてくる家具類の安全対策

 能登半島地震が発生して5カ月が経過しました。被害の全貌が明らかになるにつれて、この地震がいかに大きな災害であったかが分かります。地震からいのちを守るために、今できることを改めて考えてみましょう。

 地震では「モノが倒れる」「モノが落ちる」「モノが動く」ことで大きな危険が生じます。

 今からできる対策として、家具や家電をしっかり固定し、落下物が少ない環境を整えましょう。特に寝室には倒れやすいモノを置かないようにしておくことが迅速な避難につながります。

 もし地震に見舞われてしまったら、最優先で考えることは「身の安全の確保」です。危険なモノからすぐ離れ、頭を保護し、揺れが始まったら机の下などの安全なスペースに身を隠します。揺れが収まるまでその場所で待ち、落ち着いて行動しましょう。

 地震によって火災が発生する危険も高まります。火災を防ぐために重要なことは、身の安全を確保し揺れが収まったら、すぐに「火の始末」を確認し、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを切ることです。

 日頃からの準備と知識がいのちを守る鍵となります。防災対策を徹底し、万全の備えをしておきましょう。