天然芝コートでプレーを楽しむ英国クラブの会員ら=佐賀市のグラスコート佐賀テニスクラブ

 テニスの四大大会の一つウィンブルドン選手権を開催している英国のクラブ「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」の会員20人が22日、佐賀市のグラスコート佐賀テニスクラブを訪問した。国内最大規模の天然芝コートを持つ同クラブでプレーを楽しみ、交流を深めた。

 一行はテニスを通した国際交流を目的に訪れ、来訪は2010年以来2回目。グラスコート佐賀に到着した会員らは早速、芝のコートでプレーをして感触を確かめた。その後、クラブのメンバーと組んでダブルスのゲームを行い親交を深めた。

 クラブダイレクターのマーティン・ガントリップさん(62)は「コートが美しい。クラブのメンバーも友好的で楽しくプレーできた」と笑顔を見せ、グラスコート佐賀の緒方周代表(70)は「ウィンブルドンを尊敬し、天然芝コートの文化を50年近く守り続けた結果として交流が実現している。これからも続けていきたい」と話した。(山田宏一郎)