可憐な花を咲かせるラベンダー=有田町のチャイナ・オン・ザ・パーク

 有田町の深川製磁チャイナ・オン・ザ・パークで、ラベンダーの花が見頃を迎えている。約1500株が植えられ、紫の可憐(かれん)な花が一面に広がる。6月初旬まで楽しめるという。

 ラベンダー畑は1989年、北海道出身で若くして亡くなった2代目社長の妻、深川敏子さんをしのんで造られた。イングリッシュラベンダーという品種で暖かい土地で育てるのは難しく、毎年北海道から苗を取り寄せている。

 県外から訪れる人も多く、北九州市からのバスツアーを案内していた添乗員の山下雅三さん(63)は「この時期の定番コースです」と話した。

 入場無料。隣の店舗ではラベンダー柄の器やドライフラワー、オイルなどを販売している。チャイナ・オン・ザ・パーク、電話0955(46)3900。(青木宏文)