県有明海漁協の通常総代会が28日開かれ、西久保組合長が諫早湾干拓事業やオスプレイ配備計画について「一区切りつけられたのではないか」と振り返りました。

【県有明海漁協西久保敏組合長】「諫早の問題やオスプレイの対応については、この先も多くの課題があるもののそれぞれ一区切りつけられたのではないか」

県有明海漁協の西久保敏組合長は、28日開かれた通常総代会でこのように述べこの1年を振り返りました。オスプレイ配備計画をめぐっては2023年9月、漁協は防衛省が提案していた駐屯地完成後の排水対策について了承していて、現在、工事が進められています。また、諫早湾干拓事業をめぐっては2023年11月、漁協は“開門せずに基金で解決する”という国の案に賛同することを決めました。今後、国との具体的な協議が進むとしています。一方、2期連続不作が続いたノリ養殖について、来シーズンは平年と同等の金額・枚数で目標を立てるということです。