虚偽の婚姻届を提出し、受理させたとして、警視庁荻窪署は、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、名古屋市中区栄、飲食店店長、ドゥラン・ジェシカ・ユマン容疑者(37)=フィリピン国籍=と、福岡県苅田町尾倉、無職、長瀬稜馬容疑者(34)を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。

逮捕容疑は、共謀して令和元年6月7日、日本人の配偶者としての在留資格を得るため、虚偽の婚姻届を名古屋市中川区役所に提出し、受理させたとしている。

荻窪署によると、両容疑者は在留資格更新のために年1回会う程度で、結婚の実態はなかった。長瀬容疑者の口座にはドゥラン容疑者から毎月一定額が振り込まれていたという。両者をつないだ日本人の仲介者がおり、同署で関連を調べている。

両容疑者は在留資格の虚偽申請をしたとして、出入国管理法違反容疑でこれまでに逮捕されていた。