昭和改元から令和8(2026)年で100周年となるのを前に、超党派で作る「国による昭和100年記念式典の実現を目指す議員連盟」が7日、国会内で設立総会を開き、政府主催の式典開催を求める要望書を取りまとめた。近く、岸田文雄首相へ提出する。

要望書では、昭和を「わが国史上最も長い元号」とし「『激動と復興』の時代」と位置づけた。その上で、式典の開催は「昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す機会となり、わが国の新たな平和と繁栄の出発点になる」と訴えた。

昭和の元号を冠した時代は1926年12月から1989年1月まで約62年続いた。過去には、明治改元から100年の昭和43年に政府が日本武道館(東京・北の丸公園)で昭和天皇、香淳皇后臨席の下、記念式典を開催。平成30年には明治150年の式典を憲政記念館(東京・永田町)で開いている。