陸上の関東学生対校選手権第2日は10日、東京・国立競技場などで行われ、男子400メートル決勝は同400メートル障害でパリ五輪参加標準記録を突破している豊田兼(慶大)が45秒82で初優勝し、地力の差を見せた。スタートからリズムよく走り、最後の直線でも勢いは衰えなかった。9日に出した自己記録の45秒57には及ばなかったが、トップでゴール。「高望みせず、優勝を目標に置いていた」と満足感を口にした。

19日のセイコー・ゴールデングランプリで400メートル障害に出場予定。「今回の走りの力感みたいなものは生きるかなと思っている。48秒後半を狙っていきたい」と意気込みを語った。