現地4月21日に開催されたラ・リーガの第32節で2位のバルセロナは首位のレアル・マドリーとアウェーで対戦。2−3で敗れた。

 6分にアンドレアス・クリステンセンのヘッド弾で先制したものの、18分にPKで追い付かれると、69分にフェルミン・ロペスの一撃で勝ち越した4分後に被弾。2−2で迎えた後半アディショナルタイム1分にジュード・ベリンガムに決勝点を叩き込まれている。

 とりわけ、辛辣な批判を受けているのが左SBで先発したジョアン・カンセロだ。PK献上のシーンではルーカス・バスケスにあっさり抜かれ、73分の失点シーンでもスコアラーのL・バスケスを完全に見失っていた。

 バルセロナの専門サイト『FCBN』は「悲惨なクラシコ! マドリー戦で再びカンセロが名指しされる」と題した記事で、次のように綴った。

「カンセロにとってまた忘れられない夜となった。このポルトガル人SBは、クラシコでのレアル・マドリー戦の敗北後、バックラインでのミスが取り沙汰された選手だった」
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 同メディアは、敗退したチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦でもカンセロがPKを献上した件に触れ、「バルサのシャツを着ての直近2戦で、彼は集中力の低下によって罪を犯した」と指弾している。

 また、『ONEFOOTBALL』は採点記事でなんと「3点」と極端に低い点数をつけ、こう酷評している。

「カンセロの守備における絶対的な恐怖のショーは、バルセロナにとって非常に危険であると判明した。彼の持ち味である創造的な攻撃の脅威でさえ、試合中は多かれ少なかれ目に見えず、エル・クラシコでバルサの最も目に見える弱点の1つだった」

 今シーズンで最も重要なビッグマッチ2連戦で、ポルトガル代表DFは小さくない綻びを見せてしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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