[J1第10節]東京V 0−0 福岡/4月28日/味の素スタジアム

 アビスパ福岡は4月28日、J1第10節で東京ヴェルディと敵地で対戦。0−0で引き分けた。

 この試合では得点を奪えなかったが、福岡の前線でブレイク中のFWがシャハブ・ザヘディだ。

 シーズン開幕後の3月7日にウクライナのゾリャ・ルハンシクから加入したイラン代表ストライカーは、4節のFC東京戦(1−3)で59分から途中出場しJリーグデビューを飾ると、続く5節の浦和戦(1−2)では初先発を果たし、28分に左足のグラウンダーのミドルシュートでJ初ゴールをゲットした。

 その後も持ち前の得点力を発揮し、今節の東京V戦を含め、ここまで7試合に出場し、5ゴールを記録している。
【動画】アビスパ新FWザヘディのプレー集
 そんな28歳の助っ人は、ゴール量産の秘訣をこう明かした。

「自分としてはチャンスを活かそうとプレーしているだけであって、それが上手くいく時もあるし、いかない時もある。それがサッカーの美徳のひとつかなと思います。もちろん、ミスをすることはありますが、自ら学ぶこともあるので、そこをもっと活かしていきたいです」

 2014年に母国のペルセポリスでプロキャリアをスタートし、アイスランド、ウクライナ、ハンガリーなど数々クラブでプレーしてきた。その経験が、シーズン開幕後に加入しても実力を発揮できている要因のひとつだという。

 さらに、温かく迎え入れてくれたクラブの環境にも感謝しているようだ。

「非常に良い感触でやれてます。自分自身も楽しんでプレーできているし、アビスパの雰囲気はファミリーのように感じることができています。シーズンまだまだこの先、続きます。ベストを尽くして、チームが目ざすべき場所に辿り着けるように頑張りたい」

 福岡で充実の時を過ごす点取り屋のさらなる活躍に注目だ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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