大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月29日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの準決勝でイラクと対戦。前半に細谷真大と荒木遼太郎が奪ったゴールで、2−0の快勝を収め、ウズベキスタンとの決勝を前にパリ行きを決めた。

 試合後、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、JFAを通じてコメントを発表。自身も予選を勝ち抜き、シドニー五輪予選を戦った経験を持つ47歳のレジェンドは、招集に協力してくれた各クラブへの感謝も込め、以下のような思いを伝えた。

「8大会連続でオリンピック出場を決めた監督、スタッフ、選手、関係者のこれまでの努力に敬意を表します。また、FIFAマッチデーではない大会期間にもかかわらず、選手を派遣してくれたクラブの皆様にも心から感謝をしています。

 イラクとの準決勝ではチームは生き物だと改めて感じた試合でした。大会が進み、試合を重ねるごとにチームが成長していることをとても感じています。この勢いで決勝も戦って優勝して欲しいと願っています」
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 重圧を跳ね除け、まずは五輪の出場権を掴んだ大岩ジャパン。ウズベキスタンとの決勝も制し、夏の世界大会を前にアジア制覇のミッションも達成できるか。

 宮本会長は以前、「苦しいところを勝ち切るのは、コミュニケーションだと思う。誰かがやってくれるじゃなくて、それぞれが発信するのが大事」と語っていたように、大会を通じてのチーム全員の当事者意識が重要なポイントだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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