エースと指揮官の衝突は、大きな衝撃を与えた。

 4月27日に開催されたプレミアリーグの第35節で、遠藤航が所属するリバプールは、ウェストハムと敵地で対戦。終盤の失点で2−2のドローに終わり、タイトル争いからほぼ脱落した。

 この試合中に、スタメンを外れたエジプト代表FWモハメド・サラーが、交代出場する準備をしている際にユルゲン・クロップ監督と口論。同僚のダルウィン・ヌニェスが両者が間に入って止める、まさかの事態となった。

 いったい2人の間に何があったのか。様々な憶測が飛び交うなか、ポッドキャストでこの件について暴露したのが、なんと対戦相手だったウェストハムのFWミカイル・アントニオだ。

 英紙『Daily Mail』によると、「基本的に、これは内部情報ではない。誰も話してくれなかった。私が聞いたのは、練習場で選手たちが話していたことだ」と前置きしたえで、こう明かしている。
 
「(リバプールの)選手たちが出場するとき、クロップ監督はいつも選手たちに大きなハグをして『頑張れ』と言うんだけど、モーが来ると、違う方向に歩いて、すね当てをしたりしていたんだ。クロップ監督は彼に手を差し出し、その手はしばらくそこにあったが、モーがやっていたことをやめて、彼は(クロップの)手を叩いただけだった」
【動画】サラーとクロップの衝突の原因となったシーン
 ジャマイカ代表FWは、「明らかにクロップ監督はそれが気に入らなかったので、『また(ベンチに)座りたいか?』という感じで、基本的には『続けたいか?』と言っていた。そして、モーが何を言い返したかは誰も教えてくれなかった」と発言した。

 スタメンを外されたうえ、終盤の投入となったからなのだろう。エースが不貞腐れたような態度を取ったように見えたのが、闘将は見過ごせなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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