デンマーク1部ブレンビーに所属する鈴木唯人が絶好調だ。

 ここに来てゴールとアシストが激増。5月15日のノアシェラン戦(1−0)でも鮮やかに決勝点をマークしてみせた。その活躍は名門の目にも留まっており、デンマークメディア『bold』は「トッテナム、アヤックス、シュツットガルトは再びユイト・スズキを観察するためにスカウトを派遣した」と伝えた。

 すると、この報道に対し、韓国メディア『Xports News』が敏感に反応。同じデンマークのミッティランにはチョ・ギュソン、トッテナムにはソン・フンミンと自国の代表選手が在籍している点を踏まえ、次のように訴えた。

「一部の国内ファンはチョ・ギュソンとソン・フンミンが同じ釜の飯を食う姿を期待したが、トッテナムが関心を持っているのは日本のユイト・スズキだった。2001年生まれの彼は、今季の全公式戦で11ゴール・9アシストを記録。リーグ最高のセカンドストライカーに成長した。ウイング、攻撃的MFとしてもプレーでき、決定力も申し分ないようだ」
【動画】ゴール前に飛び込んで決勝弾!鈴木唯人の今季11点目
 同メディアはまた、「スズキは韓国サッカー界でも知られている人物だ」と説明。過去に受けた衝撃を振り返った。

「スズキは2年前、ウズベキスタンで開かれたU-23アジアカップの準々決勝で2発を叩き込み、日本の韓国戦3−0完勝の立役者となった。特に、日本は2024年のパリ五輪を目ざし、独自にU-21でチームを構成しており、その多くが1、2歳上の相手と対戦したため、韓国サッカーに警鐘を鳴らした試合としても評価された」

 多方面から熱視線を浴びる22歳のステップアップはあるのか。『Xports News』は「トッテナムは今夏、プレシーズンツアーで日本を訪問する予定だ。ソン・フンミンがキャプテンを務めるトッテナムにスズキが加わり、韓日デュオが誕生するのか注目が集まる」と締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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