2024年5月26日、FC東京がガンバ大阪に敗れ、リーグ戦で4戦勝ちなし。16試合を消化して9位に甘んじている。

 G大阪戦後、途中出場だった松木玖生が囲み取材に対応。ベンチから試合を見ていて「単調な攻撃が続いていた」という感想を抱いた彼は、「全員でボールに関わりながら攻めていこう」と考えていた。しかし、結果は完封負け。厳しい現実を突きつけられる結果となった。

 なぜ攻撃が単調になったのか。松木は「疲労が原因ではない」とコメントした。

「全員がボールに関わりながらチャンスがあれば背後を狙っていくとか。第一優先が背後というのは問題ないですが、そこが特化してしまって攻撃に怖さがない。ガンバの選手にも『全然怖くなかった』と言われて。そこはちょっとチームとして考え直さないといけないと思いました」
 
 確かに、G大阪戦でFC東京の攻撃に怖さはなかった。松木も「前半なんて全然攻めることができなかった」と素直な心境を吐露している。

「自分たちはボールを保持するサッカーをやっていますし、守備に回るようなチームではないです。なので、改善しないといけません」

 松木は「サイドバックにボールが入ると、すぐに裏に蹴っちゃうとか、そういうシーンがこの数試合で見られている」と現チームの問題点を指摘。そのうえで「第一優先で縦はいいです。でも、そこがなくなったときの次の考えが大事です。ですので、ボールを保持するサッカーをやらないといけないと思います」とコメントしていた。

 主将としてどう巻き返すか。松木のキャプテンシーが問われる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)


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