◆AFC U23アジアカップ カタール2024

■準決勝

会場:ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム/2024年4月29日(月)26:30キックオフ


 アジアサッカー連盟(AFC)は29日、同日に行われる「AFC U23アジアカップ カタール2024」の準決勝・U−23イラク代表戦に臨むU−23日本代表のスターティングメンバーを発表した。


 パリオリンピック2024(パリ五輪)の出場権が懸けた今大会も、遂に佳境へ突入。パリ五輪のアジア枠は「3.5」となっていることから、準決勝を勝利したチームにはパリ行きの切符が与えられる。U−23日本代表にとっては、1996年のアトランタ大会から続く8大会連続の五輪出場を懸けた大一番だ。


 今大会、U−23日本代表はグループBに組み込まれた。16日に行われた第1節ではU−23中国代表を1−0で破ると、19日に行われた第2節ではU−23UAE代表を2−0で撃破。早々とグループステージ突破を決めたが、22日には首位通過を懸けたU−23韓国代表戦との第3節に0−1で敗れ、2位での決勝トーナメントへ進んでいた。


 25日には準々決勝で開催国のU−23カタール代表と対戦した。開始直後にMF山田楓喜(東京ヴェルディ)のゴールで先手を取りながら、その後は退場者を出した相手に1度は逆転を許すも、DF木村誠二(サガン鳥栖)がセットプレーから同点弾。その後は完全に自陣に撤退したU−23カタール代表を崩し切ることができず、試合は延長戦に入ったが、101分にMF荒木遼太郎(FC東京)のパスからFW細谷真大(柏レイソル)が勝ち越し弾を叩き込む。延長後半にはFW内野航太郎(筑波大学)にも得点が生まれ、最終的には4−2で激闘を制し、準決勝進出を果たしていた。


 一方で、対戦相手のU−23イラク代表は今大会、U−23サウジアラビア代表、U−23タジキスタン代表、U−23タイ代表と同居したグループCを2勝1分で首位通過。27日に行われた準々決勝では、ベトナム代表を1−0で破っていた。U−23日本代表よりも1日少ない中3日で“決戦”に臨むこととなる。


 勝てばパリ五輪出場が決まる運命の一戦に向けて、U−23日本代表を率いる大岩剛監督は、U−23カタール代表戦からスターティングメンバー2名を変更。MF荒木遼太郎(FC東京)、FW平河悠(FC町田ゼルビア)が先発に戻ってきた。第1節のU−23中国代表戦でレッドカードを提示され、3試合の出場停止処分が科されていたDF西尾隆矢(セレッソ大阪)は、出場停止が明けたためベンチメンバーに復帰。その他、キャプテンのMF藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)を筆頭に、MF松木玖生(FC東京)やFW細谷真大(柏レイソル)らがスタメンに並んでいる。


 試合は日本時間でこの後26:30(30日の2:30)キックオフ予定。試合の模様はテレビ朝日系列にて全国生中継および、DAZN・TVerにて生配信される。


 U−23日本代表のスターティングメンバーは下記の通り。


◆■U−23日本代表

<スタメン>

▼GK

1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)

▼DF

4 関根大輝(柏レイソル)

5 木村誠二(サガン鳥栖)

22 高井幸大(川崎フロンターレ)

21 大畑歩夢(浦和レッズ)

▼MF

8 藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)

13 荒木遼太郎(FC東京)

17 松木玖生(FC東京)

▼FW

11 山田楓喜(東京ヴェルディ)

19 細谷真大(柏レイソル)

20 平河悠(FC町田ゼルビア)

<ベンチ>

▽GK

12 野澤大志ブランドン(FC東京)

23 山田大樹(鹿島アントラーズ)

▽DF

2 半田陸(ガンバ大阪)

3 西尾隆矢(セレッソ大阪)

15 鈴木海音(ジュビロ磐田)

16 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)

▽MF

6 川﨑颯太(京都サンガF.C.)

7 山本理仁(シント・トロイデン/ベルギー)

10 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)

14 田中聡(湘南ベルマーレ)

▽FW

9 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)

18 内野航太郎(筑波大学)



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