驚異的な回復力でシーズン最終盤に間に合ったレアル・ソシエダのMFブライス・メンデスが、意欲を示した。2日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 3月27日のトレーニング中に負傷し、右足第五中足骨基部骨折の診断を受けたブライス・メンデス。当初は全治6週から8週間が見込まれ、長引いた場合はシーズンアウトの可能性も指摘されていた。だが、翌28日の手術を経てから、驚異的な回復を遂げると、なんと4週間足らずでトレーニングに復帰。先月26日に行われたレアル・マドリード戦では出番こそ訪れなかったものの、ベンチ入りを果たしていた。


 最終盤に間に合ったB・メンデスは、自身の状態について「とても良い感じだね。術後から感覚が素晴らしく、痛みや不快感も全くなかった。全てが楽になったよ」としつつ、「監督が考えたことならば、どんなことにも対応してみせる。このラストスパートでチームを助け、自分の力を発揮することが楽しみなんだ」とプレーへの意欲を燃やした。


 ラ・リーガ第33節終了時点で、ヨーロッパリーグ圏内の6位につけるレアル・ソシエダ。ただ、8位バレンシアとの勝ち点差が『4』、9位ビジャレアルとも『6』と背後からのプレッシャーにさらされる状況の中、同選手は「このチームに自信を持っている。5試合を残した段階で、自分たちの手によって望んだポジションを得た。あと5試合でそのレベルに到達し、再びヨーロッパに戻ろう」と語っている。


 レアル・ソシエダは4日、第34節でラス・パルマスと対戦するが、B・メンデスの出場はあるのだろうか。