マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンが3日、イングランドサッカー記者協会(FWA)の年間最優秀選手賞を受賞した。


 FWA年間最優秀賞は、イングランド国内でプレーする選手を対象に記者の投票によって決まる個人タイトルであり、昨年にはフォーデンの同僚のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが受賞している。


 現在23歳のフォーデンは、マンチェスター・シティのアカデミー出身で2017年にトップチームデビュー。初年度からコンスタントに出場機会を得ると、2020−21シーズンから今季まで公式戦で4年連続二桁ゴールを記録。20代前半にして一気に主力選手まで上り詰めた。特に今季からポジションをウイングに移すと、キャリアハイの公式戦48試合に出場で24ゴールを記録中と大爆発。ジョゼップ・グアルディオラ監督からも「彼は今シーズンのMVPだ」と絶賛のコメントを送られていた。


 FWAによれば、フォーデンは全体の42%の票を獲得し、2位のアーセナル所属のイングランド代表MFデクラン・ライスと大差をつけている。また、3位には同じくマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが名を連ねている。


 フォーデンは今回の受賞に際し、以下のようなコメントを発表。周囲への感謝と共にリーグとFAカップ制覇に向けた意気込みを語った。

 

「今回の受賞はとても光栄なことです。チームメイトの助けなしには成し遂げられませんでした。マンチェスター・シティには特別な選手たちがいて、その一員であることを光栄に思っています。チームメイト、監督やコーチ陣のサポートに感謝したいです。そしてそれは、クラブ全体が常に向上心を持ち、より良くなろうとする姿勢のおかげです。この賞を受賞できたことを誇りに思います。今は、できるだけ力強くシーズンを終えること、そしてマンチェスター・シティがより多くのタイトル獲得に貢献することに集中しています」