チェルシーは7月1日、バルセロナからU−19スペイン代表FWマルク・グイウを完全移籍で獲得したことを発表した。


 契約期間は2029年6月30日までの5年間で、1年間の延長オプションも付随。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはバルセロナとグイウとの契約に付随していた600万ユーロ(約10億円)程度の契約解除条項を発動したようだ。


 2006年1月4日生まれで現在18歳のグイウはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。2013年にバルセロナのカンテラに加入すると、徐々に頭角を表し、2023−24シーズンのラ・リーガ第10節アスレティック・ビルバオ戦でトップチームデビューを果たした。同試合では途中出場からわずか23秒後に決勝ゴールを記録し、「17歳291日」というクラブ史上最年少でデビュー弾を決めた選手となった。なお、バルセロナのトップチームでは公式戦通算7試合に出場し2ゴールを記録している。


 A代表の招集経験こそないものの、世代別のスペイン代表としても活躍。U−17代表では、U−17 EURO2023で得点王に輝くなど、17試合の出場で10ゴールをマーク。U−19代表としてはここまで3試合に出場している。


 プレミアリーグ挑戦が決まったグイウは、チェルシーのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。


「チェルシーと契約できたことをとても嬉しく思っている。ここへ来る前は興奮しすぎて眠れなかったよ。幼い頃からプレミアリーグでプレーするのが夢だったんだ。そして今、チェルシーに加入するチャンスを掴んだので、クラブの成功のために全力を尽くしたいと思っているよ」



【動画】チェルシーがバルサから若手FWグイウを獲得!