3、4月度のファーム月間MVP にも輝いた古謝

楽天・古謝樹と日本ハム・加藤貴之のインフォグラフィック


楽天のドラフト1位ルーキー・古謝樹が25日、本拠地・楽天モバイルパークでの日本ハム戦でプロ初登板初先発する。

桐蔭横浜大から入団した左腕は最速153キロのストレートに、スライダー、ツーシーム、チェンジアップなど5種類の変化球を投げ分ける。神奈川大学リーグでは通算30試合に登板し、17勝3敗、防御率2.35をマーク。4年夏には侍ジャパン大学代表にも選ばれ、日米大学選手権優勝にも貢献した。

即戦力としての期待も大きく、春季キャンプは一軍でスタートを切ったが、オープン戦で結果を残せず開幕は二軍で迎えた。それでもイースタン・リーグでは8試合に先発して4勝1敗、防御率1.54と好投を続け、3、4月度のファーム月間MVPにも選ばれた。

直近では16日の巨人戦(森林どり泉)に先発し、6回77球を投げて7安打を浴びながらも無失点にまとめていた。そこから中8日で初の一軍マウンドに上がる。

チームは現在借金8の5位と苦しい戦いが続いている。先のソフトバンクとの2連戦では2試合で33失点と台所事情が苦しいだけに、ドラ1左腕が新風を吹き込むことができるか。

今季楽天戦初登板の加藤

一方、日本ハムの先発は加藤貴之。プロ9年目左腕は今季ここまで8試合に先発して2勝4敗と黒星先行も、防御率2.64、QS(6回以上自責点3以下)は4度記録している。

前回登板した18日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、初回に4点の援護をもらいながら5.1回80球を投げ、9安打3失点で降板。良い流れを作れず、チームも逆転負けを喫した。その雪辱を期して中6日で今日の登板を迎える。

楽天戦は今季初登板。昨季は7試合に先発して1勝2敗ながら防御率2.58をマークと相性はまずまず。ただ、被打率.301と打ち込まれており、伊藤裕季也には開幕戦でのエスコン第1号を含む2本塁打を浴びた。昨季の反省を生かした投球ができるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
西武・渡邉勇太朗−オリックス・曽谷龍平(ベルーナドーム)
ロッテ・C.C.メルセデス−ソフトバンク・大津亮介(ZOZOマリン)

【セ・リーグ】
DeNA・中川颯−広島・玉村昇悟(横浜)
中日・H.メヒア−ヤクルト・M.ヤフーレ(バンテリンドーム)
阪神・J.ビーズリー−巨人・赤星優志(甲子園)

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