元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が29日までに自身のSNSを更新。28日に投開票された衆院3補欠選挙について言及した。

 派閥の裏金事件後初の国政選挙で、自民党は候補を唯一擁立した島根1区で立憲民主党に惨敗した。東京15区、長崎3区は不戦敗で全敗。立民が全勝した。

 3選挙区は元々自民の議席で、岸田降ろしが本格化する可能性がある。東京15区で小池百合子東京都知事が全面支援した無所属の作家乙武洋匡氏が落選し、集票力を誇った小池神話の陰りが指摘され始めた。

 橋下氏は「維新・藤田幹事長『立憲との実力差を認識』 衆院選協力は否定」と題された毎日新聞の記事を引用し、「今回の補選は事実上の野党間予備選挙。次の衆議院総選挙において東京15区に維新は擁立してはならない。擁立すればそれは日本のことを考えない単なる保身」と自身の見解をつづった。