タレントの久本雅美(65)が8日深夜放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜後11・17)に出演。大御所芸人に激怒されたエピソードを披露した。

 印象深かった番組について聞かれた久本は「『探偵!ナイトスクープ』。私、探偵で出たことあるんですよ」といい、「(局長が)上岡龍太郎さん」と話した。番組では1988年に30歳の久本が同番組に出演している様子がVTRで流れた。

 「その時に呼んでくれて、私初めて探偵で『探偵!ナイトスクープ』に行かせていただいて。あいさつに行く時間がなかったんで、そのまま(収録に)出ていって」自己紹介したという。和やかなムードだったというが「上岡さんだけが“誰や?”って」。「私は“探偵の久本雅美です!”って」「お客さんは笑ってたんです」「上岡さんだけ“お前誰やねん!”って」と激怒。

 その後も「誰や!誰や!」と問われ、盛り上がっていたスタジオも次第と「シーンってなって」「私もこれヤバイと思って」と当時の様子を回想した。収録後、楽屋に戻るとスタッフから「大丈夫でした?」と心配された久本は「こちらこそ申し訳ありませんでした。あいさつできなかったから」と謝罪。

 帰宅後は「めっちゃもう泣きながら“やってもうたな〜”と思って」と明かした。「そういう時に限って(ヘア)ムースのフタがぽーんと取れて、かばん中ムースだらけ」「拭きながら“何をしたっちゅうねん、あたし”」「ホンマに怖かった」と号泣。

 その後、上岡さんと会ったのかと問われると「お会いしたんですよ」と語った。「ずっと上岡さんが私のこと共演NGやと思ってたから」「私がだんだん売れてくると、上岡さん側からオファーの電話がバンバン来るわけよ」と明かした。「無理ですよ、私上岡さんから嫌われてるから」と最初は断っていたというが、ついに共演を決めた。恐る恐る上岡さんにあいさつしに行くと「なんで来なかったんや。何回も呼んでるのに」と言われ、これに久本は「このおっさん忘れてる〜」とビックリ。スタジオを笑わせた。

 MCのお笑いコンビ「かまいたち」濱家隆一に「あの時の…って言わなかったんですか」と問われると「言えへんよ!蒸し返すことできるかいな」「あんなことなかったことにしよう」と思い出を振り返っていた。