タレントの勝俣州和(59)が24日放送のフジテレビ系「酒のツマミになる話」(金曜後9・58)に出演。「老害」という言葉に対しての本音を語った。

 勝俣は「老害という言葉のせいで生きづらい」とトークテーマを提示し、96年から放送された日本テレビ系バラエティー番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」で共演していた台湾出身のタレント、ビビアン・スーとの再会ロケでのできごとを振り返り始めた。

 「ウリナリ!!」では千秋とビビアンが一番年下で「体育会系で遊んでた」と体育会系のノリがあったという。久しぶりに日本に来日したビビアンとロケを行い、食事をする際に勝俣が「周りが先輩だったから“ビビアンちゃん、これ取り分けてあげて”って」と一番年下だったビビアンに声をかけた。

 すると、スタッフから「勝俣さん、それ老害になっちゃうんで」と指摘された。これに勝俣は「いやいやいや…。俺ら体育会系でやってきて、一番下の子がそうやってやることでみんなに名前を覚えてもらったり、“いい子だな”って、みんなに溶け込んでいったんだよ」と伝えた。だが「でも、それやったとて流せないんで」とビビアンが料理を取り分ける映像をテレビで流すことはできないと言われた。

 このできごとに勝俣は「やっとパワハラ、セクハラをかきわけ、かきわけ、うまくテレビの中で生きてきたのに…今度は『老害』っていう壁がきた。何が老害ですか?若い子たちに教えてほしい。俺ら昭和で生きてきた人間は全部が老害になっちゃう」と訴えた。

 「老害」という言葉に勝俣は「それを言う若い子が俺たちからしたら害じゃん。若害(じゃくがい)じゃん。俺たちは若害に悩まされてる」と本音を吐き出した。

 また、食事をする際に「いただきますを言わない女の子が増えた。(言わなかった女性に)いただきますは言った方がいいよって(小声で言う)。これは老害?これを老害だと言われたら、我々は教育もできなくなってくる」と悩みを打ち明けていた。