右肩の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているアストロズのジャスティン・バーランダー投手(41)が19日(日本時間20日)のナショナルズ戦で今季初先発することが決まった、ジョー・エスパーダ監督(48)が17日(同18日)に明らかにした、と米メディアが報じた。

 バーランダーは3月上旬に右肩の不調を訴え、負傷者リスト入りした状態で開幕を迎えていた。今月7日(日本時間8日)にはアストロズ傘下の3Aシュガーランドの一員としてラスベガス戦で実戦復帰し、先発で3回65球を投げて7安打7失点(自責6)、6三振。登板後に「投げて問題がないという、一番の目標は達成できた」と話していた。また、13日には2Aコーパスクリスティーの一員としてフリスコ戦に登板し、4回77球を投げて7安打6失点(自責5)、3三振1四球という内容だった。

 サイヤング賞3度を誇る右腕にしては、調整登板とはいえ内容的には今ひとつ。だが、エスパーダ監督は「彼が戻るこことは非常に大きい。チームに自信を与え、士気を高めてくれる」とエースの復帰に期待を寄せた。

 チームは開幕から19試合を消化した時点で6勝13敗のア・リーグ西地区最下位となっていた。バルデス、ウルキーディーの両先発投手も負傷者リストに入っており、バーランダーの復帰は何よりの朗報。苦しい台所事情を抱える中、絶対的エースが救世主となるべく今季初マウンドにのぼる。