◇セ・リーグ 巨人3―4ヤクルト(2024年4月30日 東京D)

 巨人はヤクルトとの点の取り合いに敗れて1点差負け。連敗を喫して今カードの負け越しが決定した。

 3―2で迎えた7回、3番手のドラフト1位右腕・西舘が1安打2四球で2死満塁のピンチを招いてサンタナの2点適時打で逆転を許し、これが相手の決勝点となった。

 中盤から点の取り合いとなった。先発右腕・山崎伊が4回に1点先制を許したが、その裏に捕手の岸田が3年ぶりプロ2本目の三塁打を放って一挙2点を奪い、2―1と勝ち越し。

 直後の5回に山崎伊が1失点して2―2と振り出しに戻ったが、その裏、先頭打者の丸が2番手右腕・星の代わりバナを右翼スタンド中段に叩き込んで3―2と勝ち越しに成功した。

 丸はこれが待望の今季1号。3―2で迎えた6回の守りでは山崎伊が2四球を与えて2死一、二塁とピンチを招くも2番手右腕・船迫が3球で中村を右飛に仕留める見事な火消し。山崎伊の勝利投手の権利を守った。

 だが、3―2のまま迎えた7回だった。ここで登板した3番手右腕・西舘は先頭の代打・西川に右前打されると、犠打で1死二塁。青木と村上に四球を与えて2死満塁のピンチを招き、続くサンタナに初球の真ん中カットボールを右前に弾き返されて2失点。逆転を許し、これが相手の決勝点となった。

 西舘は26日のDeNA戦(横浜)では2―1で迎えた8回に2番手として登板するもプロ初失点して逆転され、1/3回を3安打3失点。プロ初黒星を喫した。この日はそれ以来のマウンドだったが、2試合連続で救援に失敗、プロ2敗目を喫している。