米国で最も権威のあるボクシング専門誌リング・マガジンは日本時間10日、全階級を通して世界のプロボクサーを格付けする「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキングを発表。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が2年ぶりに1位に浮上した。

 井上は6日、34年ぶり東京ドーム興行でメインイベンターを務め、挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)相手に6回TKO勝ちで、4本のベルトの防衛に成功した。井上はジムを通じて「ルイス・ネリとの防衛戦で約2年ぶりに権威あるリング誌のPFP1位に返り咲く事ができました。これもいつも応援してくださる皆さんのおかげです。東京ドームでの戦いを経て今後のキャリアを加速させて行くのでまた応援よろしくお願いします」とコメント。

 所属ジムの大橋秀行会長も「東京ドームでの歴史に残る1戦を終えてまだ興奮冷めやらぬ状況でPFP1位になったのはまたまたビックリですがこれも井上尚弥、井上真吾トレーナーの努力。そして何より皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。これからも応援宜しくお願いします」と喜びを口にした。

 前回まで1位だったテレンス・クロフォード(35=米国)は2位に後退した。WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)は10位に入った。