◇交流戦 楽天0―1広島(2024年6月14日 楽天モバイル)

 楽天・早川隆久投手(25)の力投も打線の援護に恵まれず、チームの連勝は3でストップ。ソフトバンクが勝ったため、交流戦優勝マジックは2のまま立ち往生した。

 4年目で初めて延長戦まで続投し、10回を4安打無失点。プロ初の2桁11奪三振の好投も実らなかった。確かに交流戦Vに王手をかける5勝目はならなかったが、先発の役割は十分果たした。「いい感じにピッチングのマネジメントはできました。(太田)光さんとコミュニケーションが取れたことが一番でかい」。両軍無得点のまま延長のマウンドに上がる際、満員御礼となった2万5202人の観衆から「早川コール」を受けた。

 「本当に自分の後押しになりましたし、絶対勝ちたい、勝利を届けたい気持ちで投げました」とファンの声援に改めて感謝した。

 接戦を落としたものの、今江敏晃監督(40)も左腕の力投を労った。「非常に粘り強く、いい球を投げてくれた」と話すと、続投については「早川に何とか勝ちをつけたかった」と説明した。

 あす15日はドラフト1位ルーキー・古謝樹投手(23)の奮投に託す。