ドジャース大谷翔平投手は9日(同10日)に休養日を挟み、翌日から13連戦を迎える。

そんななか米専門誌『スポーツ・イラストレイテッド』は「ショウヘイ・オオタニはドジャースで普段隠れている個性を発揮し続けている」と題した記事を投稿。大谷の「隠されていた陽気な性格」をエピソードとともに紹介した。

■「彼はかなりのジョーク好き」

同誌のマレン・アンガス・クームズ記者は「(大谷は)ここ数カ月、元通訳のイッペイ・ミズハラの陰に隠されていた、陽気な性格をチームメイトやコーチに見せ続けている。結局のところ、彼はかなりのジョーク好きだ」と、今まで水原一平元通訳を介していたことで伝わりづらくなっていた、大谷の本来の性格が明らかになってきたと報じた。

それを裏付けるものとして、4日(同5日)の試合前にデーブ・ロバーツ監督に“ポルシェ”をプレゼントしたエピソードを紹介。「ショウヘイ・オオタニはポルシェを購入するというリッチな習慣が身につきつつある。ありがたいことに、最近購入したものは運転できるものではなかった」と取り上げた。

大谷は同日8号ソロで、沖縄生まれの指揮官の記録を超える、ドジャース日本選手の最多本塁打記録を更新。その日の試合前にロバーツ監督へ車(ポルシェ)のおもちゃを贈っていた。試合後に監督は「ショウヘイは私のために素敵な小さなポルシェをプレゼントしてくれた」と大喜び。大谷は「(監督が)車が欲しいと言っていたので……」と、茶目っ気たっぷりな笑顔で監督と取材陣の笑いを誘った。

そんなエピソードを紹介した上で、記事では大谷の人柄を感じる発言についても抜粋。大谷はおもちゃをプレゼントした理由について、「彼(ロバーツ監督)が幸せそうで嬉しいです。僕は人を笑わせるのが好きなので、こう言うことをもっとできるようになればいいなと思っています」と回答。記者から「本物のポルシェをプレゼントする予定」について問われると、「ワールドシリーズ(WS)で優勝したら、考えます」と語ったと、コメントを引用した。

現在メジャー1位の打率.355、直近5試合で4本塁打を記録するなど絶好調の大谷。ドジャース移籍後1年目でWS進出、さらにはWS優勝で監督に本物のポルシェを贈ることができるか。