2012年に映画にもなったほど世界的に知名度が高いビッグウェーブスポット、ノースカリフォルニアのマーヴェリックスの映像コンテスト『Mavericks Surf Awards』

2023年10月1日〜2024年4月15日のウェイティングピリオドで行われた第4回目の勝者が発表された。

『Mavericks Surf Awards』の歴史

『Mavericks Surf Awards』はマーヴェリックスがWSLのビッグウェーブコンテストの舞台から除外された後、このブレイクのパイオニア、ジェフ・クラークがクリス・クヴェリエと共に立ち上げたアワード。

マーヴェリックスチャレンジが男女賞金格差問題で座礁することに

毎年、マーヴェリックスのシーズン終了後に映像を提出してジェフ・クラークを含む5名のジャッジによって各部門の勝者が決まる。
賞金の25,000ドルはサーファー60%、ビデオグラファー40%で分配される。

第1回目が51歳のピーター・メルの完全制覇で大きな話題になり、第2回目からは期間が延長されてパドルオンリーのコンテストになった。
第2回目からはメンズとウィメンズがそれぞれ3部門と平等になり、ウィメンズはローカルのビアンカ・ヴァレンティの独壇場になっている。

2024年授賞式

『Mavericks Surf Awards』の授賞式はハーフムーンベイのサンベニートハウスで開催。
12月28日の歴史的なトーインセッションを含む映像が公開され、授賞式とスピーチが行われた。

メンズはアロ・スレビアが2年連続で「Performer of the Year」を受賞。
サンタクルーズのワイレム・バンクスがエアドロップのメイクで「Ride of the Year」を獲得。
「Biggest Wave」は2024年3月11日、ジョジョ・ローパーがマーヴェリックスのモンスターを乗りこなした映像が受賞した。

ウィメンズはビアンカ・ヴァレンティが3年連続制覇を果たした。

ビアンカは永遠にも感じた最悪のワイプアウトの話や、次点となった18歳のゾーイ・チャイトなどマーヴェリックスでのウィメンズの進化について話していた。
ウィメンズオンリーによるトーインチームも進行中だそうだ。

CTやメダル獲得を目指すISA、オリンピックとは違うビッグウェーブの世界。
生死をかけたチャレンジもまたサーフィンの魅力である。

『Mavericks Surf Awards』結果
メンズ
Performer of the Year: アロ・スレビア
Ride of the Year: ワイレム・バンクス
Biggest Wave: ジョジョ・ローパー

ウィメンズ
Performer of the Year: ビアンカ・ヴァレンティ
Ride of the Year: ビアンカ・ヴァレンティ
Biggest Wave: ビアンカ・ヴァレンティ

『Mavericks Surf Awards』公式サイト
https://mavericksawards.com/

(空海)

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