「ALL TOGETHER(AT)札幌大会」(15日、北海道立総合体育センター・北海きたえーる)のメインイベントで一騎打ちする内藤哲也(41=新日本プロレス/ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン=LIJ)とジェイク・リー(35=プロレスリング・ノア/グッド・ルッキング・ガイズ=GLG)が14日、北海きたえーる2階大研修室・講堂で行われた前日会見に出席。対戦前からバチバチに火花を散らした。

もともとこの2人の因縁は、ジェイクが4月の新日本プロレス後楽園大会に乱入し、内藤の首を取るためにBC WAR DOGSと結託したことから始まった。

前回5月6日のALL TOGETHERでは6人タッグで戦い、ジェイクが内藤から3カウントを奪って勝利した。しかし同22日のノア後楽園大会では内藤&鷹木信悟が、ジェイク&タダスケを圧倒。鷹木がタダスケから3カウントを奪取して完勝した。

内藤はこの日の会見でも「俺の何が嫌いで、何が気に食わないのか、よくわかりませんが、明日、俺に敗れ悔しい思いをしながら、また自分のホームリングに帰ってコツコツ、一歩ずつレスラーとしての実績を築き上げていって欲しいですね。そしてまたいつか、俺の目の前に現れる日を楽しみにしていますよ。まあ明日が一旦の区切りになると思うので、悔いのないようすべてを出し切ってください」と余裕の表情だった。

一方、地元北海道出身のジェイクは「私はこのチャンスを生かして、自分が成すべきことを、成し遂げたいことを実行するだけだ」。内藤が6月9日の新日本プロレス大阪城ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーへの挑戦を表明したことについては「チャレンジすることは良いことだろ、別に。悪いことじゃない。ただ、求めすぎたら、どちらも手に入れることは出来ない。二兎(にと)を追う者はなんとやら、というヤツだ」と警告していた。