東日本大震災の津波に耐えた宮城県気仙沼市大島にある「田中浜のケヤキ」の後継樹が里帰りし27日、地元住民らによって植樹されました。

気仙沼市の大島では、地元住民らが高さ90センチから180センチに成長したケヤキの苗木6本を盛り土した防災林の斜面に植樹しました。

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高さおよそ17メートルで樹齢およそ200年とされる田中浜のケヤキ。東日本大震災の津波に耐え地域のシンボルとして親しまれていました。

その後、移植され枯れてしまったものの枯れる前のケヤキの一部を岩手県にある国の林木育種センターでつぎ木して増やし、4年かけて後継樹を育てていました。

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気仙沼市観光協会大島支部 村上盛文副支部長:
「新しい芽を吹かせてもらいこれから100年、200年とこの地に根付くような大きな木になってもらいたい」

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地元の住民たちは里帰りした2代目のケヤキが大きく成長するよう願っていました。