気象庁は23日午前、日本のはるか南のカロリン諸島付近にある熱帯低気圧が、24日午前9時までに台風に発達する見込みと発表しました。台風になれば今年初めてで、「台風1号」ということになります。今年は台風1号の発生が比較的遅く、統計がある1951年以降では7番目に遅い発生ということになりそうです。

台風に発達する見込みの熱帯低気圧の進路予想(気象庁HPより)

その後は発達しながら北西のち北東へと進む見込みで、予報円の中心を通れば28日(火)午前9時には風速25メートル以上の暴風域を伴い、沖縄の南に進む予想となっています。この28日(火)は、日本付近を低気圧や前線が通過する見込みで、これらに向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部や東海地方では警報級の大雨となる可能性が出てきています。今後の情報に注意してください。