消費者庁はすべての機能性表示食品について緊急点検を行った結果、機能性表示食品との因果関係が否定できない健康被害の報告が21件あったことを明らかにしました。

小林製薬の「紅麹」のサプリをめぐる問題を受け、消費者庁はすべての機能性表示食品、およそ7000製品を対象に緊急点検を行い、先月、147件の健康被害の情報が寄せられていると明らかにしました。

改めて精査した結果、147件から82件に修正しましたが、このうち21件については、機能性表示食品と健康被害の因果関係が否定できないケースだったということです。

21件のうち、▼重篤なケースが1件、▼重篤ではないケースが13件、▼重篤度が分からないケースが7件ありました。

一方で消費者庁は、今回寄せられた健康被害の情報については、速やかに消費者庁に報告をするべき事例はなかったとしています。