大坂なおみ「自分をより良い選手に変えているかどうかを確かめたい」 「全仏オープン」(フランス・パリ)は大会初日の試合組み合わせを発表。同大会2年ぶりの出場となる大坂なおみ(フリー/世界ランク134位)とルシア・ブロンゼッティ(イタリア/同48位)試合は、センターコートのコート・フィリップ・シャトリエの第1試合(日本時間19時開始)に組まれた。

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今年1月にコートに戻ってきた26歳の大坂は、実戦を重ねて苦手とするクレーコート・シーズンを迎えた。ここまで3大会をこなし、ダリア・カサトキナ(同11位)やリュドミラ・サムソノワ(同19位)らトップ20の選手から勝利を挙げている。

2016、2018、2019年の3回戦が最高成績となっている全仏オープンは2年ぶり7度目。初戦では初対決となるブロンゼッティが相手となり、試合はセンターコートであるコート・フィリップ・シャトリエのオープニングゲームに組まれた。

試合前日の会見で大坂は、クレーコートでの戦いについて「かなりの進歩を遂げたと思うし、それは出場した大会を見てもらえればわかると思う。クレーについて学ぶことに多くの時間を費やしてきた。いいプレーをしたいし、いい選手に勝ち続けたい」と手応えを話す。

とはいえ、全仏オープンは2年ぶり。「このトーナメントで対戦する人は本当にタフな相手。それにグランドスラムの初戦でもある。1回戦はいつも緊張するの。だから、自分のベストを尽くして、これまで学んできたことが自分をより良い選手に変えているかどうかを確かめたい」といい結果を出したいがゆえに、「負けたら終わり」という緊張感があるという。

パリではこのクレーコート・シーズンで離れていた娘のシャイちゃんと再会。「娘と離れているのは大変だったけど毎日電話をしていたわ。彼女が元気にしているのを見て、私もうれしくなった。それに、昨日初めて歩いたからうれしかった。帰ったらもっと練習するつもり。彼女がここにいるのは本当にクール。どれだけ成長したか、変わったか」と強力な援軍を味方に今大会に臨む。

これに勝利すると、2回戦では今大会を3度制しているイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)と対戦する可能性がある。

著者:Tennis Classic 編集部