レジェンドの引退に競泳界から労いのコメントが続々と届いている。

 ロンドン五輪男子200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、日本競泳界を長年引っ張ってきた入江陵介(イトマン東進)が4月3日、現役引退を発表した。

 先月行なわれた『パリ五輪代表選考会』では、100メートル背泳ぎ2位(派遣標準記録突破ならず)、200メートル背泳ぎ3位となり、競泳史上初となる五輪5大会連続出場の夢は途絶えた。

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 高校2年時から18年間にわたり日の丸を背負ってきた入江は目に涙を浮かべながら、「長く競技生活を送ることができて、心から幸せだったと感じました。たくさんの方々のサポートを頂いて、自分自身の力ではここまでくることが出来なかった。改めて感謝したいなと思います」とコメントした。

 数々の功績を残した彼は、「パリ五輪という夢は叶えることが出来ませんでしたが、ここまでチャレンジすることが出来、個人的にはパリの地で引退したい気持ちが強かったですが、最後の引退レースを東京の地で、日本の地で、たくさんの人の目の前で最後泳げたのが、何より幸せな瞬間でした」と振り返り、「小さいときの夢がアナウンサーだった。今までは伝えて頂く立場でしたが、伝える立場にもなってみたいと思っています」と新たな夢を口にした。
  2種目で日本記録を保持する34歳の決断に仲間らもSNSで反応している。ロンドン五輪男子200メートル平泳ぎで銅メダルに輝いた立石諒氏は、「同い年でずっと高校生から代表で一緒だったけど、初志貫徹とは入江陵介のことを言うと思った。真面目に水泳に向き合う姿勢は僕たちにやらなきゃって思わせてくれる選手でした」と模範的な選手であったことを称えると、「お疲れ様。ゆっくり休んでください。そしてご飯奢ってください」と労いの言葉をかけた。

 また女子200メートル、100メートル平泳ぎでパリ五輪に内定するベテランの鈴木聡美は、「長きに渡り私達を引っ張ってくださりありがとうございました。トップで走り続ける事の大変さや覚悟など、たくさん学ばせていただきました!お疲れ様でした」と記した。

 入江と同じ土俵で戦うもパリ五輪切符を逃した砂間敬太は、「お疲れ様でした。ずっと日本の背泳ぎ、いや水泳界を引っ張ってくれてありがとうございました」と感謝を伝えたうえで、「後は任せてください。けど今年は竹原(秀一)くんに任せます笑 もうやるしかないっしょ〜」とバトンを受け取った。

 これまで日本代表のキャプテンとして言葉や背中で後輩らを牽引した入江。現役選手も彼から多くのことを学んだに違いない。 

構成●THE DIGEST編集部

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