ロサンゼルス・エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は6月30日、「トレード期限までに移籍する可能性がある“元エンジェルス”の4選手」と題した記事で、かつてエンジェルスでプレーした選手の去就に注目した。

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「何人かの元選手は、7月末までに移籍する有力候補に挙げられてる」とし、ひとり目にアンドリュー・ヒーニー(テキサス・レンジャーズ)を挙げた。「2015年から21年までエンジェルスに在籍し、成績はおおむね平凡なものだった。ニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・ドジャースを経て、レンジャーズへ。契約満了となるため、投手不足のチームからいくらかの関心を集める実力がある」と、トレード移籍が濃厚だと記した。

 ふたり目に挙げたのは、キーナン・ミドルトン(セントルイス・カーディナルス)。「17年から20年まで在籍。退団してから数年がたった。不幸なことに、6月に肘の手術が必要となり今季全休。給与を削減する方法としてトレードの対象になる可能性があり、故障したとはいえ適切な状況であれば、適した選択肢になりそうだ」と伝えている。

 3人目は、ジオ・ウルシェラ(デトロイト・タイガース)だ。「エンジェルス・ファンの多くは、アンソニー・レンドーンに代わって全力を尽くした姿を覚えており、不慮の骨盤骨折で23年を棒に振った後、24年に復帰することを望んでいた。エンジェルスでは62試合で打率.299、OPS.703を記録。しかし、球団は再契約を断念し、結局1年契約でタイガースに移籍した。複数ポジションに対応できるFA選手のため、市場で人気になるだろう」と見通している。
  4人には、ルーカス・ジオリト(ボストン・レッドソックス)を挙げている。「エンジェルスには23年7月末から8月末までしか在籍しておらず、6回の先発で6.89と散々な防御率だったためウェーバーにかけられた。レッドソックスと2年契約を結んだが、3月に肘を手術。来年のローテーションを強化する立場だが、彼を受け入れるチームが出てくるかもしれない」と、移籍の可能性を示唆した。

 なお、同メディアは、「トレード期間が近づくなか、エンジェルスのファンは選手がトレードされる現実を分かっている。タイラー・アンダーソン、テイラー・ウォード、カルロス・エステベス。彼らの退団の噂は広まっている」と記し、今夏にも退団する選手が出てくると予想。

 さらに、「才能のある選手たちが去っていくのを見るのは楽しくはないが、ファンの多くは旅立っていった元選手の活躍に注目している」と続けて、「ファンは枕に顔をうずめて泣きながら、ドジャースで活躍しているオオタニのハイライトを見ている」と、“元”エンジェルスの選手をファンが追っている状況も紹介した。

構成●THE DIGEST編集部

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