中谷美紀が、5月1日に都内で行われた「お茶の文化創造博物館」「お〜いお茶ミュージアム」オープニングセレモニーに、笑福亭鶴瓶、市川團十郎、有村架純と共に登場。テープカットのほか、トークセッションが行われた。

同施設は、「世界のティーカンパニー」を目指す伊藤園が開設した、お茶文化発信拠点となる2つの博物館。「お茶の文化創造博物館」は、お茶の喫茶習慣が歩んできた道を振り返り、展示物からひも解き、飲まれ方、入れ方、作り方の変遷を感じる文化施設。「お〜いお茶ミュージアム」は、時代や人々の生活の変化に寄り添ってきた「お〜いお茶」の現在までの歩みを展示・体験する施設。

■幻の茶といわれる貴重な新茶「高嶺の香」で乾杯

トークセッションでは、幻の茶といわれる貴重な新茶「高嶺の香(たかねのはな)」で乾杯。中谷は「とても透明度が高くて、グリーンというよりは白ワインですとかシャンパーニュのような薄いお色なのですが、口の中に含みますと本当に芳醇な香りが抜けていきまして、瞬く間にお口の中と鼻孔に広がるんですね。素晴らしいですね!」と感激。

さらに、「本日はこのようにお茶の歴史の変遷をミュージアムで学ばせていただきながら、こうしてすてきな方々とお茶の席をご一緒させていただけて幸せです」とコメントした。

■中谷美紀が初めてのCM撮影の思い出を語る

また、司会者からミュージアム内で中谷が初めて出演した「お〜いお茶」のCM映像が流れていることについて触れられると、中谷は「私にもかわいい時期があったんだなと(笑)。18歳の時から『お〜いお茶』に育てていただいて、夏の『お〜いお茶』のために撮影をするのに、真冬に朝3時起きでお着物を着させていただいて、口に氷を含みながら撮影していただいたことを思い出します」と回顧し、「日本全国、鹿児島ですとか、静岡ですとか、種子島ですとか、本当にさまざまなあらゆるところで撮影をさせていただきまして、そういった思い出が今もありありとよみがえってまいります」と語った。

ほか、展示物について「お茶の歴史のコーナーで、中国の明の時代の貴重なお煎茶道具が置いてあって! それが本当にすてきな器でして、よくこの状態で残っていたなという貴重なお品を拝見できました」と目を輝かせつつ、「お抹茶道具なんかも江戸時代の貴重な赤楽茶碗ですとか、そういった物が出てございますので、本来でしたら東京国立博物館で拝見できるような器が、こちらで気軽にご覧いただけます」とアピールした。

◆取材・文=原田健