篠原涼子とバカリズムがW主演を務めるドラマ「イップス」(毎週金曜夜9:00-9:58、フジテレビ系)の第6話が、5月17日(金)に放送される。

■絶不調バディが事件を解決していくミステリーコメディー

“イップス”とは、心の葛藤が筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし、「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと。

本作は、小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディがお互いを補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。

そして、今作でバディを組む篠原とバカリズムは、映画「ウェディング・ハイ」(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初。そんな2人が、イップスを抱えてもがきながら、時には助け合いながら謎を解き明かしていく。

■「イップス」第6話あらすじ

第6話は――

ミコは、森野のことを「卑怯者」呼ばわりしてしまったことを謝ろうとDMを送る。だが、森野からは何の反応もなく、イライラを募らせるミコ。するとそこに、弟の慧(染谷将太)から「急いでこれを見て」と、メッセージと共にURLが届く。URLを開くと、物々しい雰囲気の部屋と森野が映っていた。その動画の中で森野は、8年前に起きた殺人事件の犯人として逮捕されたタクシー運転手・異口治(モロ師岡)は冤罪だと訴えている。

この事件は、都内でスナックを経営していた湯上幸(華耀きらり)が殺され、遺体の胸には十字架が刺さっていたというショッキングなものだった。また、被害者の名前と殺害方法が、ミコの小説『歪な十字架』とまったく同じだったことから、一部では『歪な十字架模倣事件』とも呼ばれていた。森野はこの事件の捜査を自身が担当していたことを明かし、「誤認逮捕を黙認した私は卑怯者です。警察は誤認逮捕を認めてすぐに異口治を釈放してください」と訴える。

あくる日、ミコはコメンテーターを務めるワイドショー番組『朝キュン』に出演するためにテレビ局を訪れる。すると番組サイドから、予定を変更して『歪な十字架模倣事件』と森野の告発について特集したいとの要望が。模倣事件の原作者でもあるミコに、今回の告発騒動について話して欲しいというのだ。だがミコは、あの事件に触れるのなら出演しない、と言って拒否。そしてミコは、動画に映る小さなヒントをもとに森野が誘拐されたのではないかと考え、森野を探し始める。

――という物語が描かれる。

■「樋口活躍回の予感!」と反響続々

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、「森野さんが誘拐されました」という樋口(矢本悠馬)の言葉と共に、森野が何者かにおなかをなぐられる映像からスタート。

また、弟から送られてきた森野の動画を見たミコは「これは私へのメッセージなんじゃ…」と、頭を悩ませる。なぜならミコが書いた小説を模倣した事件が絡んでいたからだ。

森野が誘拐されたのではという考えにたどり着いたミコは、樋口と共に森野の動画から情報を探していく。その最中、いつも森野にツッコまれているように、樋口もミコへのツッコミが止まらなくなる。

第6話放送を前に、SNS上では「めっちゃ急展開!」「樋口活躍回の予感!」「ミコさんって面倒見いいし優しいよね」「森野無事でいてくれ…」などの声が上がり、話題となっている。