杉咲花が記憶障がいを抱える脳外科医を演じる医療ヒューマンドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第7話が、5月27日(月)に放送される。

■“記憶障がいの脳外科医”の再生の物語

本作は、“記憶障がいの脳外科医”という前代未聞の主人公・ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。原作は「モーニング」(講談社)で連載中の同名漫画で、元脳外科医である子鹿ゆずるが描く“リアル脳外科医”の世界が、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている話題作。

丘陵セントラル病院の脳外科医・川内ミヤビを杉咲が演じる他、同じく脳外科医で優秀だが変わり者の三瓶友治を若葉竜也、救急部長で脳外科も兼務している星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、ミヤビの主治医である関東医大病院の脳外科教授の大迫紘一を井浦新が扮(ふん)する。主題歌はあいみょんの「会いに行くのに」。

ミヤビは、事故の後遺症で過去約2年間の記憶を失い、日々の記憶も1日でリセットされてしまうため、毎朝日記を読み返す。

■「アンメット ある脳外科医の日記」第7話あらすじ

第7話は――

抗てんかん薬を増やしたことで、断片的ではあるものの前日のことを覚えていられるようになったミヤビ。本人はもちろん、森(山谷花純)や成増(野呂佳代)ら、これまでミヤビを支えてきた医局のメンバーもうれしくてたまらない。しかし唯一、三瓶だけは記憶障がいの改善の仕方に違和感を覚え、表情が晴れない。

そんな中、ミヤビのお祝いも兼ねて、高美武志(小市慢太郎)が営む居酒屋「たかみ」をいつものように訪れた一同は、料理の味がいつもより濃いことに気付く。ミヤビの勧めで検査をしてみると、脳に髄膜腫(ずいまくしゅ)という腫瘍があり、その影響で嗅覚が落ちて味つけが濃くなったことが分かる。手術は可能だが、腫瘍切除の際に神経が傷ついて嗅覚を失う可能性が高く、極めて難易度の高い手術になる。しかし手術をしなければ、やがて命にも関わる。高美は料理人として究極の選択を迫られる。

一方、ミヤビは前日の記憶こそ残っているものの、その内容に間違いが多いことに気付く。ついには、治療中に患者を取り違えそうになり、恐怖で立ち尽くす。三瓶は、脳の中で記憶がすり替わる“記憶錯誤”が起きている可能性を示唆するが、残念ながら治療法は解明されていないという。新たな壁に悩まされながらも、ミヤビは高美に寄り添いたいと思う。

――という物語が描かれる。

■ミヤビは記憶錯誤で苦しむことに

公式ホームページやドラマ公式X(旧Twitter)などで見ることのできる予告動画では、ミヤビに記憶錯誤の可能性があると感じた三瓶は、ミヤビ、星前、津幡の前で説明をする。津幡は「どうすれば治せるんですか?」と質問するが、三瓶は「残念ながらまだ解明されてません」と告げる。

ミヤビが薬の量を増やしたことが関係しているようで、大迫は「薬の量を増やせば記憶錯誤が起こって、かえって苦しめることになる」と言う。

視聴者からは「ミヤビちゃんの記憶残ってるのうれしかったのに、不穏な空気」「記憶錯誤の状態で手術するのかな」「記憶戻ってほしい」「大迫教授にも何かワケがある?」などの声があがっている。