山下智久が主演を務めるドラマ「ブルーモーメント」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODでは毎週放送終了後から次週のエピソードを先行独占配信)の第7話が6月5日に放送された。エンディングに待ち受けていた上野(平岩紙)に起きた悲劇にSNSでは衝撃の声が続出した。(以下、ネタバレを含みます)

■甚大な気象災害から人命を守るため命がけで救助に立ち向かう「ブルーモーメント」

本作は、小沢かなの漫画「BLUE MOMENT」が原作。原作および番組タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。「ブルーモーメントを見られること」は、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味する。

報道番組のお天気コーナーにも出演する気象庁気象研究所の研究官で、気象災害から人命を守るために活動するSDM本部(特別災害対策本部:内閣府直属のチームとして設置された組織)のリーダー格を務める晴原柑九朗を山下が演じ、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命懸けで救助に立ち向かう。

主演の山下の他に、冷淡さを持ち、晴原に影響を与える気象研究所研究助手・雲田彩役で出口夏希、有能なレスキュー隊員・園部優吾役で水上恒司、神の腕を持つ脳外科医・汐見早霧役で夏帆、気象研究官で、晴原の最愛の婚約者・園部灯役で本田翼らが出演する。


■上野の意味深発言の真相が明らかに

「私が奪った。あなたのかけがえのない人の命を」という意味深な発言の真意から幕を開けた第7話。5年前、灯が亡くなる直前まで一緒にいた上野は、公民館で何があったのか真相を語り始める。長年、口を閉ざしてきた苦しい過去を明かす上野に寄り添う晴原。

「私を許しちゃいけない」と言ってSDMから離れようとする上野だったが、そのタイミングで5年前と同等の集中豪雨の危険が迫り、晴原は「上野さん、力貸してください」とこれまでと変わらない信頼関係を望むのだった。

「SDMには上野さんが必要です」と珍しく真っすぐな感情を伝える晴原。上野は、5年間苦しみ続けた晴原を見て見ぬふりしてきたことに罪悪感を感じていたが「もう自分を許してあげてください」という晴原の言葉を聞いて、改めて覚悟を決める。

その後、集中豪雨に伴う土砂災害から人々を救うべく奔走するSDM。雨があがった後も、土石流に巻き込まれる可能性のある介護施設の人々を避難させるべく、各班が全力を尽くしていた。無事に避難が完了したかと思いきや、土石流が進路を変えて晴原たちがいる現場に向かっていることが発覚。転がり落ちる大きな岩の下敷きになりそうだった晴原だが、駆け付けた上野が、身代わりとなり、そこで幕を下ろす。

■上野の無事を祈る声が続出

この衝撃的なエンディングにSNSでは「切なくも救いのある回だと思っていたらラストが…予想を超えた急展開」「見終わって放心状態」「最後叫んじゃった…上野さんが」「最後衝撃 上野さん生きてるよね?」「最後まで緊張の連続。全部を語れなかった上野さんの手を握った晴原さん 最後あんな展開になろうとは」といった声が続出。

「上野さんは生きていて欲しい...唇が動いていたけれどなにを伝えたかったの?」「どうかどうか助かって!上野さんご自身のために、上野さんのご家族のために、そしてハルカンが責任を感じてこれ以上心に深い傷を負わないために」「まさか上野さん!!それは悲しすぎない??ホントに!?助かっていて欲しい」など無事を祈る声が多く寄せられた。

第6話では上野の息子・海斗(石塚陸翔)も登場し、母と息子の関係も描かれていたばかり。「海斗くんがお母さんの帰り待ってる」「息子のためにもどうか無事でありますように」「上野さんと海斗くんには幸せになってほしいの」など、息子を思う声も。上野の無事を祈る視聴者が続出するエピソードになった。

◆文=KanaKo