育成力は高い評価を得ている

パリ五輪出場権を懸けたU-23アジアカップ・準決勝でU-23イラク代表を撃破し、無事にパリ五輪出場を勝ち取ったU-23日本代表。すでに出場は決まったが、3日にはU-23ウズベキスタン代表との決勝が控えている。

何よりウズベキスタンの仕上がりが素晴らしい。ここまでグループステージから準決勝までの5試合で14得点0失点とパーフェクトな内容となっており、勝ち上がりは日本よりも印象的だ。日本の実力を試すうえでも重要なゲームと言える。

『ESPN』もウズベキスタンの若手育成力を高く評価しており、エキサイティングな世代と期待をかけている。

「チームを指揮するティムル・カパーゼは定期的に先発メンバーをローテーションさせているが、ウズベキスタンの質と層の厚さに疑問はない。特に今大会最初の2試合にて、数少ない欧州組であるRCランスDFアブドゥコディル・クサノフとCSKAモスクワMFアボスベク・ファイズラエフを起用せず勝ったことも注目に値する」

「現時点でウズベキスタンはアジアの強豪ではないかもしれない。しかしU-23アジアカップで優勝することさえできれば、エキサイティングに成長を続けるウズベキスタンの状況はすぐに変わるかもしれない」

今回のチームには前述の2人に加え、ロシアのルビン・カザンに所属するMFウマラリ・ラクモナリエフも欧州組として招集されている。最近のウズベキスタンはU-17代表チームが昨年行われたU-17ワールドカップでイングランド代表を2-1で撃破したことでも話題を呼ぶなど、育成面で結果が出ている。これがA代表強化に繋がっていく可能性は高く、ウズベキスタンも見逃せないチームとなりそうだ。