伝説的なユニフォームを再現

リヴァプールは、かつての伝説的なユニフォームをインスピレーション源としたノスタルジーを感じさせる2024-25シーズンの新ユニフォームを発表した。

新しいユニフォームは、無地の赤に白の襟と袖という現在のユニフォームから大きく変わった。ジョー・フェイガン監督の下、リーグとリーグカップの連覇、そしてUEFAチャンピオンズカップの三冠を制覇したクラブ史上最高と呼ばれる1983-84シーズンのユニフォームがモチーフとなっている。そのデザインはボディにピンストライプが入り、2本の白いストラップと中央を通る赤いストライプが襟として機能しており、また今季のユニフォームのチームロゴは白一色だったが、新ユニフォームはナイキのメーカーロゴとクラブのエンブレムがゴールドになった。

クラブのキャプテンであるフィルジル・ファン・ダイクは、新ユニフォームのモデルとして登場し、1984年の伝説的なチームを賞賛し、現在のチームが「歴史の上に立つ」ことを語った。

「来シーズンの新しいキットの大ファンだし、レトロな雰囲気を復活させるという事実も気に入っている。我々は歴史の上に築かれたクラブであり、1984年のチームは史上最も成功したチームのひとつだ。クラブの伝説にちなんだデザインは、きっとファンも喜んでくれると思う」

来季からは9年間チームの指揮官を務め、チームを現代の黄金期に導いたユルゲン・クロップが退団することが決まっている。その中での新ユニフォームの仕様は、新チームとして始まる来シーズンが1984年の伝説的なシーズンを再現する決意の表れを意味するだろう。来シーズンに向けて新CEOのマイケル・エドワーズ氏や新スポーツディレクターのリチャード・ヒューズ氏などの首脳陣が組閣されていく中で、今夏にどのような補強がされるのか注目を集めるところだ。