メイヌーのことも絶賛

マンチェスター・シティのキャプテン、カイル・ウォーカーのFAカップ終了後のインタビューに称賛の声が挙がっているようだ。英『GIVEMESPORT』が伝えている。

シティは連覇を目指した戦いであったが、前半にのうちにマンチェスター・ユナイテッドに2点を先行される。後半はパフォーマンスを取り戻したが、反撃の1点を決めるのが遅かったため、1-2でライバルのユナイテッドに敗戦。試合中はリサンドロ・マルティネスを口論するシーンも見られたウォーカーだったが、試合後のインタビューでは悔しさを押し殺し、凛とした姿勢でライバルを祝福した。

「まず、マンチェスター・ユナイテッドが優勝したことを祝福する。これは私が彼らを否定しているわけではないが、おそらく彼らのベストシーズンではなかっただろう。でもハードワークをし、最近多くの困難に立ち向かってきた友人たちのために、少しでも正当化されることを願うよ」

ウォーカーにとってユナイテッドはライバルだが、イングランド代表でチームメイトとなる選手もいる。そんな友人にも気を遣った素晴らしいコメントである。

また2点目を決めたイングランド代表のコビー・メイヌーについては、「聞いてくれ。本当になんという才能だろう。 イングランドの才能あふれる世代は、とてもエキサイティングだ。願わくば、彼が今シーズン見せていた調子を、もし代表に選出されたらEUROでも発揮してくれたらいいな」と、絶賛した。タイトルがかかった一戦でライバルに負けたことは悔しくないわけがないが、シティのキャプテンは品格のあるインタビューを残した。

この相手への敬意を払ったインタビューにはユナイテッドサポーターも反応しており、「ウォーカーにこんな才能があったとは知らなかった」、「彼がシティのキャプテン?話し方も行動もキャプテンらしい」、「カイルは好きじゃなかった。でも私は明らかに間違っていた。これは上品な賛辞だ」と、SNSで多くの称賛の声が寄せられている。