宇都宮市の61歳の女性がインターネットの交流サイトSNSを利用して恋愛感情や親近感を抱かせた上で金銭をだまし取る、SNS型ロマンス詐欺に遭い1400万円をだまし取られる被害がありました。

宇都宮東警察署によりますと2023年の5月12日、宇都宮市に住む会社員の61歳の女性にマッチングアプリで知り合った男からSNSを通じて連絡がありました。

女性は男に「取引が終わるたびに20%から25%の利益を稼げる」「一緒に取り引きをして利益を稼ぐことができる」などと金への投資を勧められました。

これを信じた女性はその月の18日から26日までの間、6回にわたり相手が指定した口座に現金合わせて1400万円を振り込みだまし取られたということです。

その後、女性は家族に相談し被害に気付いたということです。

県警は、このようなSNS型投資・ロマンス詐欺の被害が相次いでいるとして注意を呼びかけています。

2024年に入ってから19件の被害が確認されていて、被害額は合わせて3億3000万円余りにのぼります。

2023年の同じ時期と比べて件数・被害額ともに大幅に増加していることから県警では、SNS型投資・ロマンス詐欺の対策を強化するためプロジェクトチームを設置しました。

プロジェクトチームでは、SNSやホームページで注意を促すなど積極的な広報啓発活動を行っていくということです。