将棋の藤井聡太八冠は27日、北海道で行われた豊島将之九段との名人戦第5局に勝ち、「名人」のタイトルを初防衛しました。  愛知県瀬戸市出身の藤井八冠が、一宮市出身の豊島将之九段の挑戦を受けた名人戦。北海道紋別市で行われていた第5局では、藤井八冠は強固な守りを維持しながら、豊島九段の玉を的確にとらえ、午後7時49分に99手で勝ち、シリーズ4勝1敗で最も歴史のあるタイトル「名人」の初防衛に成功しました。  対局終了後、藤井八冠は「色々反省点もあったと思うが、防衛と結果を出せたことはよかった。引き続き精一杯頑張りたい」と話しました。  次のタイトル戦は5月31日、藤井八冠がカド番に追い込まれている伊藤匠七段との叡王戦第4局です。