AKB48が6日、公式SNSで64thシングル(7月17日発売、タイトル未定)のセンター発表を行い、17期生・佐藤綺星(さとう・あいり=19)が単独初センターに抜てきされた。

 突然の予告を経て、1日から始まった64thシングル選抜メンバー発表。選抜入り通知の瞬間を段階的に公式SNSで公開していく発表スタイルは、これまでにない考察や予想をSNSで巻き起こした。前日4日までの5日間にわたる発表で、シングルの表題曲を務める選抜メンバー18人が出揃った。

 AKB48グループ総監督の交代や柏木由紀の卒業を経て、新たなステージに向かう同グループ。その第一歩となる今作でセンターを飾るのは、3月に行った春のコンサートで研究生から正規メンバーに昇格したばかりの17期生・佐藤綺星。2022年5月にAKB48に加入してから2年。17期生メンバーが初めて単独センターを飾ることになった。

 SNSに公開された動画で、佐藤は「単独センター決定です」と告げられると、少し戸惑いながらも「うれしいです」と素直に喜び笑顔。「AKB48の象徴」「怖い場所」と、グループ加入前からセンターに憧れ続けてきた佐藤ならでは表現でセンターポジションへの思いを語り、周りの協力を得ながら新センターとしてAKB48が持つ多彩な魅力を伝えていくことを宣言した。

 終始落ち着いてコメントしていた佐藤だが、「今の気持ちを一言で」と問われると表情が一転。それまでこらえていたのか瞬く間に瞳が涙でいっぱいに。最後は、あふれ落ちた大粒の涙を劇場の照明で輝かせながら、「やったー! うれし〜」と照れくさそうに初々しく憧れのセンター決定を喜んだ。

 単独センター決定通知直後の動画で、佐藤は「加入する前からずっとセンターに憧れていて、やっぱりAKB48のセンターといえば前田敦子さんとか大島優子さんとかすごい輝いていて、AKB48を象徴する方だなってすごい思っていたので、ずっとセンターを目指して頑張ってきたんですけど、やっぱりすごいセンターって怖くて…怖い場所ではある」と素直な心境を吐露。それでも「自分からセンターになりたいと言ってきたので任せていただけてすごくうれしいですし、もっともっとAKB48の色んな魅力を伝えていけるように周りのみなさんの力を借りながらも頑張りたいと思います」と決意。今の気持ちを一言で問われ、「やったー! うれしい〜」と喜んだ。