サッカーのU―23日本代表はパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジアカップ準決勝(29日=日本時間30日、カタール)でイラクに2―0と快勝し、8大会連続の本大会出場を決めた。

 今後はオーバーエージ(OA、24歳以上)枠も含めて7月の本番に向けた新チーム編成が進められる 大岩監督は以前から「ポジションによっては頭にある選手はいる。いろんなシチュエーションを準備しながら、本大会に出場できる時点で最強と思われるチームをつくる」と積極的な姿勢を見せている。

 3枠あるOAで有力視されているのは守備陣で、DF冨安健洋(アーセナル)やDF板倉滉(ボルシアMG)、守備的MF(ボランチ)ではMF遠藤航(リバプール)やMF田中碧(デュッセルドルフ)らが候補と言える。攻撃陣ならばMF堂安律(フライブルク)やFW上田綺世(フェイエノールト)らが候補となり、攻撃の破壊力アップが期待できそうだ。

 しかし五輪に関してはクラブ側に選手派遣の義務はなく、あくまで交渉次第。それだけに難航必至だが、最強メンバーで挑むためにも交渉の行方が気になるところだ。