西武・今井達也投手(25)が代名詞だった〝ロンゲ〟をばっさりカットしてソフトバンク戦必勝を誓っている。

 3日のベルーナドームで登板予定の4日ホークス戦に向けブルペン調整を行った今井。ここまで開幕楽天戦から5試合連続ハイクオリティー・スタート(7回以上を自責点2以内)をマークし防御率0・77(パ・リーグ1位)ながら勝ち星が2つしかついていない。

 特に2試合登板したソフトバンク戦では7回無失点(4月12日=ベルーナ)、7回1失点(4月27日=みずほペイペイ)と試合を作りながら打線の援護なくリリーフ陣が終盤に打たれる展開でいずれもチームは黒星を喫している。 

 この嫌な流れを変えるために今井はこれまでこだわってきたロンゲをばっさり切った。「とにかく流れを変えたい。そういう意味合いですね。何か思い切ったことをして、チーム全体の流れが変われば」と〝断髪〟に込めた意味を語った。

 今井は「投げた試合2つともチームが勝てていないんで、なんとか勝てる雰囲気だったり、勝ちに行く姿勢だったり先発ピッチャーが一番持たなきゃいけないんで、向かっていく姿勢だったり1試合1試合見せ続けていきたい」とホークス戦初勝利へ意気込む。

 続けて「投げた試合は全部勝ちたいですし、自分に勝ち負けがつくというよりは、結果的に投げた試合でチームが勝てるようにといつも意識している。明日もしっかり勝ちがつけられれば」とエースとしての自覚をとつとつと語っていた。