スノーボード・女子ビッグエアで北京五輪銅メダルの村瀬心椛(19)が、妹・由徠(17)との〝ダブル表彰台〟に意欲を見せた。

 今季はスロープスタイルW杯で2季ぶり2度目の種目別制覇を果たすなど、充実のシーズンを過ごした。9日に都内で行われたヘアケアブランド「TOKIOインカラミ」の所属契約会見に臨んだ心椛は「今季は(W杯種目別)の総合優勝やXゲームで1位を獲得できたりしたが、それをちゃんと継続できるようにたくさんトレーニングをしたい。2年前の五輪は銅メダルだったので(2026年の)ミラノ五輪は金メダルを獲得したいし、妹と一緒にかっこいいライダーになれるように練習していきたい」と決意を新たにした。

 心椛にとって、妹・由徠は「ライバル」であり「戦友」だ。「由徠もどんどん世界の大会に出て、今季もユース五輪でメダルを取ったし、どんどん来る選手だなと思っている」と印象を口にした上で「自分にはない強さとかっこよさを由徠に聞いたりとか、あるいは由徠にないところは自分が教えたりとかしている。お互いが高め合っていけるような存在になっていけたらいいなと思っている」と共闘を誓った。

 姉妹での目標について問われると「W杯や世界選手権に何度も出場したいし、妹にわからないところがあれば、自分は一番に教えて、そして五輪に出場してメダル、2人で獲得できたらいいかな」と気合十分。スノーボード界に村瀬姉妹の名をとどろかすことはできるか。