西武が12日の広島戦に5―0の完封勝利。連敗を8で止めた。

 この8連敗中、計10得点だった打線がこの日は5回につながった。

 先頭の代打・滝沢が左前打で出塁すると犠打と進塁打で二死三塁の状況を作った。

 ここから9番・元山がここまで23イニング連続無失点を続けていた広島先発・森下から中前にタイムリー。西武が6試合ぶりに先制に成功した。

 一塁でガッツポーズの元山は「打ったのはカットボールです。早い段階でいい流れを作りたかったので、それだけを考えて打席に入りました。先取点を取ることができてよかったです」と声を弾ませた。

 さらに一、二塁として今度は2番・西川が前進守備の右中間を深々と破る2点適時三塁打。西川は「打ったのはフォークです。皆さんが繋いでくれたチャンスだったので、なんとしてでも打ってやろうと気持ちで打席に入りました」と渾身の一打を振り返った。

 さらに一、三塁から4番・中村剛にも投前内野安打が飛び出しこの回、長短6安打を集中し5得点。好投手・森下を攻略しマウンドから引きずり降ろした。中村剛は「打ったのはカットボールです。追加点が欲しかったので必死に走りました」といつもと違うテイストのコメントを残した。